鉱山ブログ
備前焼作家・石田和也展が天満屋で開催されました
2022年3月24日 | カテゴリー:
お知らせ
以前にもご紹介した新進気鋭の若手備前焼作家、石田和也さんが、岡山市の天満屋岡山本店にて、個人展を開きました。先日のお休みに展示を見に行ってきました。
上の映像はパンフレットからの転載です。弊社の地下坑道が背景になってます!
ご覧の通り、石田さんの作品は、一般的な赤茶色の備前焼とは違って、白い石や粘土を多用した独特の作風となっています。もちろん、これらは弊社・土橋鉱山で産出される陶石や蝋石です。石田さんがご自身で坑内に入り、採掘現場でシャベルで集めた原料なんです。
石田さんはこうした作品群を「備前磁器」と呼んでいます。これまでの備前焼にはない、全く新しい作陶の世界を展開されています。
この丸いオブジェは、所々に真っ白な石ツブを混じっていますが、これはおそらく珪石ですね。うちの珪石は焼成すると真っ白になるので、それが影響していると思います。オブジェ全体の雰囲気から、まさに弊社の鉱山を象徴している感じがします。
ちなみに、こちらのオブジェは広島の病院の方がすでに購入されていて、病院の中に飾られるそうです。
私が訪問した時は、すでに展示が始まってから数日経っていたので、多くの作品に買い手がついている状態でした。大変な人気ぶりが伺えます。備前焼に新風を送り込む石田さんの活動を今後も応援してまいります!