鉱床と地質

 地質は、大部分が白亜紀火山岩類で多くは石英斑岩、石英粗面岩、ひん岩などの火成活動に伴う熱水交代作用によるものです。岩質の相違により、下位層と上位層に大別されます。
 南東部にみられる古生層を基盤とし、これを不整合に被覆しているのが流紋岩質凝灰岩(下位層)で、泥板岩及び粘土質、石英安山岩、流紋岩質凝灰岩(上位層)、流紋岩が北に順次帯状に分布しています。
 ろう石鉱床は、下位層の流紋岩質凝灰岩を母岩として、珪化帯の接触部、もしくは珪化帯の中で、不規則な塊状や、脈状、レンズ状、層状などの鉱体をなしています。そのため、一律に形状を模式化することができません。
 構成鉱物は、セリサイト、石英、パイロフィライト、カオリナイトを主成分としています。なお、ろう石とは1つの鉱物名ではなく、このようにいくつかの鉱物の集合体を示す呼び方です。
 珪石については、ろう石鉱床に伴う上部珪石帯を形成しており、走行延長500m、厚さ100mを超える大規模鉱体をなしています。その露頭は鉱区中央部に左右2箇所あります。これはシリカ97~99%という良質珪石となっています。